【女子枠特別入試】R8年度入試 機械工学類オンライン説明会 Q&A集

2025年10月14日~16日に開催した機械工学類女子枠特別入試オンライン説明会で皆様から頂いたご質問への回答をQ&A集としてまとめました.是非ご参考ください.

Ⅰ.出願書類・準備に関する質問

Q1. 活動記録に書くことがなくても大丈夫ですか.
A. 書くことが少なくても大丈夫です.ただし,活動記録は口述試験で参考資料として利用しますので,部活動,ボランティア,読書など,どんな小さなことでも構いません.できるだけ書いてください.

Q2. 志願理由書の研究内容は,金沢大学のホームページに載っている研究を参考に書いたほうがよいですか.
A. 機械工学類のホームページを参考にしてください.掲載されている研究そのものに限らず,その周辺分野で自分が興味をもつ内容を自由に書いて構いません.

Q3. 学習記録や活動の証明書の写しは,自分で印刷したものでよいですか.
A. はい,自分で印刷したもので大丈夫です.他の書類と一緒に提出してください.

Q4. 出願時の書類についてです.活動記録の表彰状は個人のもののみですか.部活動等での団体戦での表彰は可能ですか?

A. 団体戦での表彰も記載して構いません.

Q5. 円高の影響で海外研修から国内の語学学校での研修に変更しました.この場合,活動記録に書いてもよいですか.
A. はい,活動記録に記載してください.国内外を問わず,自分の経験や学びを記載してください.


Ⅱ.試験内容・方法に関する質問

Q6. 口述試験ではどのようなことが聞かれますか.
A. 詳しい内容はお伝えできませんが,出願時に提出してもらう調査書,志願理由書,活動記録をもとに,以下の点を評価します.

  • 主体性をもって多様な人々と協力して学ぶ姿勢

  • 知識・技能

  • 思考力・判断力・表現力

Q7. 口述試験では計算問題などを解くことはありますか.
A. 内容の詳細はお答えできませんが,基本的には提出書類をもとに評価します.

Q8. 口述試験の時間はどのくらいですか.
A. おおよそ20〜30分程度です.

Q9. 天候の影響などで口述試験日に金沢大学に行けなかった場合,別日に受験できますか.
A. 救済措置は設けておりません.


Ⅲ.志願・入試制度に関する質問

Q10. KUGSを第二志望にした場合,志願理由書は両方必要ですか.また,面接は1回ですか,2回ですか.
A. 願書はそれぞれ別に提出する必要があり,口述試験もそれぞれで実施します.

Q11. どうして他の学類より募集人数が多いのですか.
A. 産業界では,女性管理職の比率として20〜30%が求められています.機械工学類の募集人員20名は,全体の約20%にあたります.そのため,私たちはこの割合を特別に多いとは考えていません.これまで,機械工学類の女子学生は全体の約5%程度と少なく,孤立してしまうこともありましたが,女子枠特別入試の導入により,女子学生が安心して学び,充実した大学生活を送ることができる環境が整ってきています.

Q12. 活動記録の表彰状は個人のもののみですか.部活動等での団体戦での表彰は可能ですか?

A. 団体戦での表彰も記載して構いません。


Ⅳ.学習・学生生活に関する質問

Q13. 女子枠で入学した場合,授業についていけますか.
A. 全く問題ありません.これまでの女子学生も着実に単位を修得しており,優秀な学生がたくさんいます.もし苦手な科目があっても,教員に質問できるオフィスアワーなど,さまざまなフォローアップ体制がありますので安心してください.

Q14. 女子枠で入学した場合,特別なカリキュラムはありますか.
A. 特別なカリキュラムは設けていません.他の学生と同じ授業を受けながら,互いに学び合う環境です.

Q15. プラスチックの資源循環を実現する新しい成形加工技術の研究は今も行われていますか.
A. プラスチックだけでなく,金属や炭素繊維強化プラスチック(CFRP)など,さまざまな新しい材料の成形・加工技術に関する研究が進められています.

Q16. 今年入学した女子学生は,うまくなじめていますか?

A. はい、問題なくなじめています。一般入試のみだった頃は女子学生が全体の約5%程度で、孤立しやすい環境でした.しかし,特別入試の導入以後は,同学年に複数の女子学生が在籍しており,安心して大学生活を送っています.また,特別入試と一般入試で入学した学生の学業成績にも差は見られません.

Q17. 一般的に機械工学は二年の後期以降忙しいと耳にします.教員からみた学生(特に女子学生)の様子や時間の使い方(余暇と学業の過ごし方)など分かる範囲で教えてほしいです.

A. 確かに2年後期以降は、実験・工作実習・製図・プログラミングなどの実習科目が増えて忙しくなります.それでも、多くの学生は時間を上手に使い,部活動・サークル・アルバイトなどを両立しています.女子学生同士のつながりも強く、学年を越えて「女子会」などで情報交換を行い,互いに助け合っているようです.

Q18. 留学や国際交流のチャンスはありますか?

A:はい,あります.大学には複数の留学プログラムが用意されていますので,ぜひ活用してください.

https://www.kanazawa-u.ac.jp/global-network/studyabroad/

また,学内には多くの留学生が在籍しており,4年次に配属される研究室にも留学生がいる場合が多いので,学内でも国際交流の機会が豊富です.

Q19. 卒業研究は,学生が希望する研究室でできますか?

A:はい,可能です.希望する研究室で卒業研究を行うことができます(ただし、各研究室には定員があります).

機械工学類では,2年次の夏以降に「機械創造」「機械数理」「エネルギー機械」の3つのコースに分かれて学びを進めます.
多くの学類では,所属コースやプログラムに関連する研究室のみ選択できることが一般的ですが,機械工学類ではどのコースに所属していても他コースの研究室に配属することが可能です.これは、2年次後期以降に専門科目を学びながら自分の関心を見つけていく学生が多いことを考え,柔軟に対応できるようにしているためです.基礎学問を重視した教育体制が確立しているからこそ,幅広い分野への自由な挑戦が可能となっています.本学類ならではの特徴の一つです.

Q20. 機械工学類で取得できる資格などはありますか?

A. 所定の科目を履修することで、高等学校教諭一種免許状(工業)を取得することができます.