「機械工学」とは?

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The CNC milling machine cutting the sample part with the cutting tool in light blue scene and lighting effect

「機械工学」という学問て一体どんなものなのか?簡単に説明します。

機械工学ってどんな学問なの?

機械工学は工学の「核」となる学問分野です。ものづくりの中心的な役割を担っています。みなさんの身の回りにある製品のほとんどが、パーツを組み立てて機械(=システム)を作り上げることによって製造されています。例えば、

  • 生産機械・産業ロボット
  • 時計、カメラなどの精密機械
  • 電化製品一般
  • 自動車、航空機などの移動機械
  • 医療機械
  • 発電設備などのエネルギー機械 etc…

これらは「機械」というと比較的想像しやすいものではないでしょうか。これ以外でも、例えば食品工場で作られる食品や食品の包装にも機械が使われています。それから、ワクチンや新薬などを大量に生産する場合にも必ず機械が必要になります。このように「機械」は非常に幅広い分野で必要とされています。そのため、「機械工学」という学問では工学の幅広い分野の礎となる学問を学ぶことができます。

機械工学って古い・・・?

「機械工学」というのは機械と機械技術に対する学問です。ですので、その歴史は非常に古いと言えます。例えば、江戸中期には「和時計」と呼ばれる複雑な機構をもつ機械時計が発表されています。このような技術を伝承してきたことが機械工学という学問の礎と言えるかもしれません。そこから、いつの時代でも「ものづくりの根底」をなす学問として重宝されてきました。では、現代のSociety 5.0と呼ばれる仮想空間と現実空間が高度に融合する社会では、機械工学は活躍の場がなくなってしまうのでしょうか?いいえそんなことはありません。常に工学の最先端を担うのが機械工学の特徴です。

AIやビッグデータの活用等がSociety5.0時代の鍵を握るとされていますが、これを実現するには膨大なデータを高速に処理する必要があります。これを実現するために期待されている「量子コンピューター」と呼ばれる新たなコンピューターの開発が進められています。一節によると現在のスパコンの性能の9000兆倍の性能を出せるようです。コンピューターと聞くと新たなソフトウェアやアルゴリズムの研究開発が重要に思うかもしれませんが、コンピューターという「もの」が存在する以上、「もの」をどう作るのかという観点で必ず機械工学の知識が必要となります。

このように機械工学は最新技術を世の中に送り出すために不可欠な学問です。そのため、常に最先端で工学の礎をなす学問としていつの時代も重宝されています。

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