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2024年度入試で導入された「女子枠特別入試」により、エンジニアを志す女子学生を今年も募集します。女子枠を設けることによって、より多様な学生が学びあう環境を整備し、創造性豊かなエンジニア育成を促進します。
本学では4年間のキャリキュラムを通して、エンジニアに必要な素養を学びます。また、資格のための単位を習得することで、高等学校教諭第一種免許(工業)の取得も可能です。
毎年、およそ7割の学生が金沢大学大学院へと進学し、エンジニアとしてのスキルを深化させます。在学中に幅広い学問にふれることができるため、機械工学に関連する企業をはじめ、さまざまな企業への就職が可能です。女子学生の就職内定率は100%を誇り、専門職として研究・開発業務に従事しています。
- ※令和3年度実績
- ※令和3年度実績
4年制卒業者
アイ・オー・データ、小松製作所、ジェイテクト、新日本工機、高松機械工業,富士電機、PFU、松浦機械製作所 金沢大学大学院、など
機械科学専攻
修了者
河合楽器製作所、神戸製鋼所、JFEスチール、新光電気工業、セイコーエプソン、テルモ、日揮、パナソニック、日立建機、富士通、ブラザー工業、本田技研工業、三菱電機、村田製作所、YKK 、金沢大学大学院(後期課程)など
学内の雰囲気や将来の就職事情など、
センパイたちにリアルなホンネを聞いてみました。
OG VOICE
学びたい分野を伸ばせる場所
高校生のときの得意教科は英語だったため、文理選択の際はとても悩みました。ただ、自分がより興味を持てたのは数学や科学などの答えがあるもの。父親がエンジニアだったこともあり、理工学に進みました。大学や大学院に進んでからも、工学部にいながら語学など幅広い授業が選択できたので、自分が学びたい分野を伸ばすことができました。キャンパス内にある「ほんわカフェ」は、気分を変えて勉強したいときによく通っていたお気に入りの場所です。
自分で設計したものがカタチになる喜び
卒業後は日揮株式会社に入社し、医薬品製造プラントの機械設計業務に従事しています。ものづくりにおいては性別に関わらず、生み出すものに自然とその人らしい視点が出るように思います。そして、幅広い知識が必要です。私自身も、エンジニアとしてはまだまだこれから。機械設計のスペシャリストとして活躍できるよう経験を積み、知識を深める努力を重ねていきたいです。未来の学生には「将来こうなりたい」という自分の思いを大事にしてもらいたいです。
中村 涼さん
材料工学研究室に配属
2018年に大学院を修了
就職先:日揮株式会社
自分の可能性を広げてくれます
高校生の頃は具体的な夢が無かったこと、理系科目が得意だったことから、将来の選択肢が広い機械工学類に進学しました。講義は机に向かうものばかりだと思っていましたが、意外と手を動かす講義が多く、ものづくりの面白さに気付きました。講義や研究で、将来やりたいことや夢がたくさん出てきましたが、機械工学はどんな業種にでも精通する、懐の深さがあると感じています。
ここでの経験が自分だけの強みに!
研究室に配属後は先生の指導の下、論文を書いたり、学会で発表したり充実した日々を過ごしました。研究室時代の経験は社会人になっても、業務での資料作成や議論・報告の場で活かされています。現在私は、自動車メーカーで安全運転支援システムの開発に携わっています。交通事故をなくして、すべての人が安心して移動できる未来を創りたいです。
玉田 可南子さん
バイオニックデザイン研究室に配属
2019年に大学院を修了
就職先:本田技研工業株式会社
仕組みや原理を知ることができます
機械工学は、私たちが普段何気なく使っている機械が、どういった仕組みや原理で動いているのかを知ることができます。工学分野はとても幅広いのですが、基礎を学びながら知らなかった分野に知識を広げられるので、とても面白いです。機械を解体してみたり、工作機械を使った実習もあり、また教授陣もユニークな方が多いので、ほかの大学や学部にはないここだけの学びが経験できますよ。
興味ある分野をとことん突き詰めて
何かしらの原理を突き詰めたい方、ものづくりがしてみたい方、工作が得意な方は機械工学がおすすめです。私は在学中に、ものづくりの上工程である金属材料に興味を持ち、研究室に入っても金属材料について研究しました。大学院を修了した今も、金属材料に関する仕事に従事しています。社内には、金沢大学のOB・OGも多いので、今でも大学話で盛り上がったりしています。
前田 加衣さん
知的材料システム研究室に配属
2019年に大学院を修了
就職先:YKK株式会社
企業や社会との距離の近さが魅力
昔から、家電や工場の生産ラインを見るのが好きで、将来は製造業に従事できればいいなと思っていました。大学の研究は、実社会では役に立たないと思われがちですが、機械工学は理論を応用して「世の中の役に立つものを作る」ということが根底にあります。学年が上がるにつれ、学んだことが身近に生かされていることが実感でき、さらに研究室に入ると企業や社会との近さを感じられることが魅力だと思います。
研究・就活のモチベーションもアップ
研究室に入ると企業との共同研究も多く、自分の研究がどのように製品に活かされていくのかイメージしやすいので、モチベーションもあがります。就職活動中も、先生方が企業のことをよくご存じだったので安心感がありました。現在はCNC旋盤という工作機械をカスタマイズして設計しています。1台の機械を作るにも多くの部署と連携、コミュニケーションの重要性を感じています。
橋本 陽菜子さん
生産加工システム研究室に配属
2020年に大学を卒業
就職先:高松機械工業株式会社
ものづくりに必要な授業が目白おし!
中学、高校と車を作る部活動に所属していたことでモノを作る楽しさを知り、将来身に着けておくべき知識を学ぶために理工学類に進みました。ものづくりは、どんな材料と機械を使って、どんな加工をしてという部分を、力学や物理学を通して考えられるようになります。1年次の教養授業も「こんな学問があるんだ!」と、興味深い授業がたくさんありました。
学んだ基礎が、いろんな所に活きています
将来どんな学問や知識が役立つかは、正直分からないものです。でも、新しいことや仕事に取り組まないといけないとき、自ら解決していく力が大学でのものづくりの経験から培われたと感じています。今の職場も、自分でテーマを決めて取り組める環境にあり、周囲の理解を得ながら責任ある事業に携われているのも、大学での基礎があってこそ。機械工学を選んで良かったと思っています。
三村 麻衣子さん
2008年に大学院を修了
就職先:パナソニック株式会社
工学を学ぶ醍醐味があります
自分の発想でモノをかたちにすることに魅力を感じ、また将来の職業に選択肢を広げたいと思って理系を選びました。機械工学は、文房具ひとつから飛行機まで、あらゆるところに活かされている分野で、人々の生活を便利で快適にすることができる学問です。自分が設計したものを店頭で見ることができたり、装置が誰かの役に立っていることを知る機会があるのは、工学を学ぶ人の醍醐味です。
工学楽しいよ!
現在は、産業資材などに使用する特殊なファスナ ーの開発を行っています。昨年管理職になりましたが、開発と管理育成の両方ができるプレイングマネージャーを目指しています。プライベートでは高校生から小学生まで4人の子どもがいるので、「 専門性を身につけて将来の仕事に生かす楽しさ」を見せられればと思います。
才津 奈津子さん
材料・環境研究室に配属
2002年に大学院を修了
就職先:YKK株式会社